「アクアポリスQ」 津原泰水 


アクアポリスQ

アクアポリスQ

根拠は無い。ただの予感だよ。君は恐らくアクアポリスを救う。

 

少年伝奇SF幻想小説

 

内容

妖怪と水上都市をめぐった、政府と陰陽師の戦いに少年が巻き込まれる話。
 

感想

十分面白かったのですが、それだけに少し不満が。
幻想の中心から少し離れて、静かに佇むという立ち位置が、
津原泰水の魅力だと思っているのですが、
それが、こう大きめの風呂敷に、いまいち噛み合わないというか……
この世界なら、牧野修みたいに、幻想の中心に突っ込んで、
どろどろに溶け込むような作風のほうが合ってるかなあ、と思いました。
あと、もっと枚数が欲しかったです。

 

妄想

陰陽師が助けてくれるとか、ドーマンとか、舞うように動くとか、もうね……

舞うように両腕を広げて、片足立ちになった。

それ、「レッツゴー♪」のポーズでしょ?
これが脳内再生されちまうに決まってるだろうが!
雰囲気台無しですよ。ホント困るぜ。