2007-04-26 「アクアポリスQ」 津原泰水 読書感想 国内文学 ★★★☆☆ アクアポリスQ作者: 津原泰水出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2005/01/12メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (29件) を見る 根拠は無い。ただの予感だよ。君は恐らくアクアポリスを救う。 少年伝奇SF幻想小説 内容 妖怪と水上都市をめぐった、政府と陰陽師の戦いに少年が巻き込まれる話。 感想 十分面白かったのですが、それだけに少し不満が。 幻想の中心から少し離れて、静かに佇むという立ち位置が、 津原泰水の魅力だと思っているのですが、 それが、こう大きめの風呂敷に、いまいち噛み合わないというか…… この世界なら、牧野修みたいに、幻想の中心に突っ込んで、 どろどろに溶け込むような作風のほうが合ってるかなあ、と思いました。 あと、もっと枚数が欲しかったです。 妄想 陰陽師が助けてくれるとか、ドーマンとか、舞うように動くとか、もうね…… 舞うように両腕を広げて、片足立ちになった。 それ、「レッツゴー♪」のポーズでしょ? これが脳内再生されちまうに決まってるだろうが! 雰囲気台無しですよ。ホント困るぜ。