「殺意の集う夜」西澤保彦 


殺意の集う夜 (講談社文庫)

殺意の集う夜 (講談社文庫)

妄想

コピペ「宇宙ヤバイ」の改変です。ネタバレなし


ヤバイ。「殺意の集う夜」ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
西澤ヤバイ。
まず死ぬ。もう死ぬなんてもんじゃない。超死ぬ。
死ぬとかっても
「何人くらい?」
とか、もう、そういうレベルじゃない。
何しろ主人公が殺す。スゲェ!なんか防御率とかフーダニットとかを超越してる。超殺す。
しかも1ページ目の時点で6人殺してるらしい。ヤバイよ、6人だよ、1ページ目でだよ。
だって普通は主人公とか殺人しないじゃん。推理の結果自分が犯人とか困るっしょ。
だから金田一とか殺人しない。話のわかるヤツだ。
けど西澤はヤバイ。そんなの気にしない。殺しまくり。しかも友人殺した犯人に罪なすりつけようとしてる。ヤバすぎ。
超死ぬっていったけど、もしかしたらちゃんと解決しないかもしんない。しかもあんまり無茶な設定だから
「じゃあ、これがこうなった理由ってナニよ?」
って事になるけど、それも全部伏線で回収する。ヤバイ。全部に理由があるなんて凄すぎる。
それ以外にも超死ぬ。超無差別。無差別連続殺人が何件も平気で出てくる。何件もて。ページをめくる暇もなく死ぬ。怖い。
なんつっても西澤は馬力が凄い。パズラーとか平気だし。
普通の作家なんてたくさん死体が出てきただけで上手く扱えないから、うやむやにしたり、偶然で片付けたり、ドタバタで終わったりするのに、
西澤は全然平気。こんな無茶な設定を本格ミステリのまま扱ってる。凄い。ヤバイ。
とにかく貴様ら、「殺意の集う夜」のヤバさをもっと知るべきだと思います。
そんなヤバイ本格ミステリを大量に書いてる西澤保彦超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。