「柔かい月」イタロ・カルヴィーノ

柔かい月 (河出文庫)

柔かい月 (河出文庫)

 

では、こんなふうに話を始めよう。ひとつの細胞がある。そしてこの細胞は単細胞生物で、この単細胞生物が私である。   

 

内容

細胞やら惑星やら時間やら道路の渋滞やらの、連作短編集

 

感想

科学のような論理のような幻想で、めくるめくように綴られる物語は・・・
さっぱりわけが分かりませんでした
分からないなりに、幻想的な鳥の起源やら、恋して分裂する細胞の話などは
割と面白く読めたのですが、後半の論理中心の話は、回りくどさしか感じませんでした。
解説を読んだら、なんとなく分かった気にはなれましたが、
うーむ・・・他の作品には手を出さないかもです