「プークが丘の妖精パック」 キプリング

プークが丘の妖精パック (光文社古典新訳文庫)

プークが丘の妖精パック (光文社古典新訳文庫)

それは本の魔法ですよ

   

児童文学歴史ロマンファンタジー

感想

 とりあえず今日読んだ本から。


 イギリスの子供が、妖精やら騎士などから昔の話を聞くと言う内容。
 少年少女と語り部、というのはそれだけで実に素晴らしいシチュエーションですが、
 語られる内容も、歌う剣、大航海、陰謀、異民族との戦い、教会建設とバラエティーに富んでいて、
 シンプルでありながら物語としての力強さをしっかりと持っています。
 児童文学の良さを十二分に味わえる名作です。
 ただ、自分は歴史の知識がゼロなので、脚注はもう少し欲しかったですが。
 続編もあるそうなので、光文社には是非期待したいところです。