「オランダ靴の謎」 エラリー・クイーン

オランダ靴の謎 (創元推理文庫 (104-7))

「いまから約束できますが、
諸君に、もっとも愉快な驚きを味わわせて差し上げますよ」

推理小説の一つの完成形

内容

国名シリーズ三作目
病院で殺人事件　→　読者への挑戦状　→　解決
　

感想

正直な話、人物は多く証拠は少なく、事件は曖昧模糊としており、
まさかこうも鮮やかに解決するとは思ってもいませんでした。
論理的な消去法か、たんなる思いつき、どちらでも犯人にたどりつくことができるという、
実にフェアで、簡単で、難しい、素晴らしい解決です。