「虹をつかむ男」 ジェイムズ・サーバー


虹をつかむ男 (異色作家短篇集)

虹をつかむ男 (異色作家短篇集)

  「まず第一に、マクベスがやったとはとても考えられないわ、あたし」

   

  異色ユーモア小説

 

内容

  「マクベス殺人事件」
   マクベス (岩波文庫)は、マクベスが犯人じゃないに違いないザマスよ、奥さん
  「カフスボタンの謎」
   猫の目と同じに人の目も光るんじゃねーの、とぐだぐだ話す
  「ダム決壊の日」
   シンプルなドタバタ
  「虫の知らせ」
   幸運は人それぞれ
  他、25編収録

 

感想

  ミステリのようでいて、別に全然ミステリでなかったり、
  困った人が何かやらかしそうで、それでいて割りと平穏無事に、何も起こらなかったりと、
  オチを期待していると肩透かしをくらう、実につかみどころの無い小説でした。